Tag: アートミュージック

【蓮沼執太】革新的で最新鋭なアートミュージック。蓮沼執太、15年ぶりのインストアルバム『unpeople』が本日10月6日(金)リリース。清水花 制作によるMVをプレミア公開。

蓮沼執太のニューアルバム『unpeople』が本日10月6日(金)にリリースされた。 制作期間5年の間、蓮沼執太自身が奏でた音、集めた音、場所や人々との記憶、記録がすべて収録されている。その音は、器楽音から非楽器と電子音、そしてフィールドレコーディングまで。あらゆる音を等価に扱う事で『unpeople』という作品をアートミュージックとして、まとめあげている。 蓮沼の近年の音の記憶とも言えるサウンドワークを共に輝かせる多彩なアーティストは、International Anthem や Nonsuch Records からの作品リリースで知られるギタリスト Jeff Parker、ライブでも共演をしている Cornelius 小山田圭吾 によるレイヤーが重なるギターサウンド、蓮沼と不定期にコラボレーションを続ける灰野敬二の様々な楽器演奏、NYのドラマー Greg Fox、おおらかで豊かな広がりをもった KOM_I のヴォイス、三線や三板を演奏する沖縄在住の新垣睦美。蓮沼執太フィルでも活動をするギタリスト石塚周太、和楽器笙の音無史哉がゲストを参加している。活動領域やその音楽性も様々なミュージシャンの音が集い、このアルバムの音のコントラストを上げている。 テクノ、アンビエント、ジャズ、ポストクラシカル、現代音楽までも内包しているサウンドワークは、蓮沼執太自身の多岐にわたる活動のように、自由で風通しの良い音の響きを創出している。 またアルバムと同タイトルである「unpeople」のミュージックビデオがYouTube公式チャンネルにて本日10月6日(金)21時からプレミア公開される。音楽に合わせ旅の断片が繋がれた映像作品で、映像のディレクションを手がけたのは、清水花だ。 清水花 コメント まだスペインの道を走っていて、遅い時間なのに街灯が明るかった。夜行バスのカーテンがとても薄くて光が車内いっぱいに入ってきて眩しかった。出発した時は満席だったけど今はもう半分もいなくなってしまった。途中の駅で降りたのだろう。後ろの席の方では大音量でラテンの音楽を流している若者がいた。他の人は聞こえないのか分からないけど目を閉じていた。カーテンを少し開けて流れる街並みを見ていると車が出す音がどんどん大きくなって聞こえた。じっと遠くを見つめる自分が窓に反射していた。奥に見える見知らぬ街と重なっているのを見て、自分がずいぶん遠くに来てしまったと気づいた。映像を収めることでこのことを忘れていいんだと安心した。 清水花 石川県出身。現在は東京を中心に映像制作を行う。 unpeople (Official Video) プレミア公開:10月6日(金) 21時 そして、アルバム『unpeople』の特設サイト内にて、「Communication」と「Inspiration」という2つのプロジェクトがスタート。 「Communication」では、蓮沼と縁のある人々にアルバムの感想をいただき、その感想に蓮沼自身が返事をしていくプロジェクトである。音楽家だけではなく、シェフや弁護士、アーティストなど蓮沼の広い交友関係が生む、コミュニケーションプロジェクトと言えるだろう。今後も感想文のやり取りは増えていく予定である。 「Inspiration」では、アルバム収録各曲それぞれにインスピレーションを受けた様々なジャンルによる作品、プロダクトが作られるプロジェクト。参加メンバーはucnv(映像)Taro Horiuchi(洋服)、Toshiki(オブジェ)、ハラサオリ(コレオグラフィー)、大崎清夏(詩)、山野アンダーソン陽子(ガラス)、fragrance yes(フレグランス)、清水花(映像)の面々が参加予定。随時アップデートをしていく予定である。 詳細:『蓮沼執太 unpeople 特設サイト』 【RELEASE INFORMATION】 蓮沼執太 アルバム『unpeople』 収録曲 01. unpeople 02. Emergence 03. Pierrepont 04. Irie 05. Postpone 06. Selves 07. Sando… もっと読む »