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執筆:RUPIN(Virgin Music Japan Staff) Virgin Music Japanがインディ音楽シーンで注目され始めたばかりの気鋭な新人アーティストを紹介する企画「Virgin Music Japan Picks」。迎えた5回目となる今回は、Tame Impala、The Big Moonなどが所属するFiction Recordsから今年デビューしたばかりのUK出身の3人組バンド、Drug Store Romeos(ドラッグ・ストア・ロメオズ)だ。 メンバー全員がまだ20代前半のDrug Store Romeosは、幼なじみだったドラマーのJonny GilbertとギタリストのCharlie Hendersonが出した新しいベーシスト募集の広告に、ベースも持っていなかったボーカリストのSarah Downieが応募したことがきっかけで結成された(後にCharlieがベーシストに役割を変更)。Drug Store Romeosというバンド名は、テネシー・ウィリアムズの戯曲「欲望という名の電車」に由来する。 「ロンドンシーンのバンド」というカテゴリーをご存知の方からは、焦燥感に駆られるポストパンク・バンドのようなサウンドを想像するかもしれない。しかし、彼らの音楽は、全くそういった類ではない。Broadcast、Stereolab、Mild High Clubなどの個性的なアーティストを参考にしながら、プロデューサーのGeorge Murphyと協力して、彼らのサウンドをさらに高めてきた。デビューしたばかりだが、Drug Store Romeosの音楽はまるで時代感覚を超えたサウンドだ。1990年代の4ADを彷彿させる催眠術のように繊細なドリームポップと、チープなシンセサイザーやドラムマシンによるスペーシーな探求心がミックスされたようなサウンド、クラウトロックやジャーマンロックにも影響を受けた世界観が魅力の素晴らしいバンドだ。彼らの曲には宇宙的な神秘性や、ロマンティシズム、異世界感を表現している。加えて、初期のスタジオセッションから一緒に仕事をしてきたMurphyのプロダクションが、儚さを損なうことなくアルバムに重みを与えている。メンバーのCharlieは自分たちの音楽を「僕らの曲の多くは、揺れるような動きと柔らかなエネルギーを持っている。多くの人は、夜、一人で聴くと思う。」と語る。 今年に入りバンドは、The FADER恒例の新人アーティストをピックアップするテイストメーカーシリーズである「GEN F」や、Pigeons & Planesの「2021年に聴くべき15の新人・新進バンド」に選ばれた。BBC Radio 1のジャック・サンダース、ヒュー・スティーブンス、フィル・タガート、シアン・エレリ、6 Musicのローレン・ラバーン、ショーン・キーベニー、Radio Xのジョン・ケネディ、Apple Musicのマット・ウィルキンソンなど、新人バンドと思えないほど、世界配信のラジオDJから常に高い評価を受けている。 今年の夏にリリースされたデビューアルバム『The world within our bedrooms』は、例えるならBeach Houseのアルバム『Devotion』を彷彿させるような、全曲を通じて超現実的なUK都市型ポップスと言えるサウンドを表現している。薄暗い雰囲気が漂いつつも、若さと冒険心が垣間見え、日常からの逃避、そして芸術は常に逃避したい人のためにあることを伝えている。メンバーは「このアルバムは、感情と色の配置の旅なんだ。多くのバンドは、アルバム全体を通して一貫した感情を表現しているが、私たちは変化し続ける人々の精神状態を反映させたい。私たちは常に自分だけの世界を作りたいんだ」と語る。 作品では音楽的な芸術表現に加えて、既成の秩序や常識に対する否定、攻撃、破壊を大きな特徴とするダダイズムの影響も受けており、ボーカルのSarahは歌詞のインスピレーションを探すため、eBayで2000年代前の雑誌を集めたという。先行リリースされたシングル「What’s On Your Mind」と「Secret Plan」を含め、同アルバムはThe Line Of Best Fit、So… もっと読む »
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10月6日(水)に配信される新作EP『Universal Language』より、リード曲の「Move」が9月29日(水)に先行配信シングルとしてリリースされた。 今作は、さまざまな音楽ジャンルを網羅するJazztronikの、新しくもありBack to Basicsな約3年半ぶりのインスト作品。全国のフェスやライブ会場で精力的にライブ活動をおこない音源化の希望も多いTrio編成(Pf / Key、Dr、Ba)では初のリ リースとなる。 強靭なリズム隊を軸にダンスミュージックやアンビエント要素の入った幅広い世界観で、トリオ編成とは思えない壮大な作品に仕上がっている。 世界に通用する野崎良太の音楽性、そして3人の技術を存分に体感できる、日本から世界へ向けた渾身の作品、音楽好きは必聴だ。 そして、10月からはおよそ2年ぶりとなる全国ツアーが大阪、名古屋、福岡、広島、東京の5箇所で開催される。 この秋は、トリオ編成だからこそ感じられる”現在”のJazztronikの音を存分に楽しんでみてはいかがだろうか。 また、10月6日(水)に配信リリースされる『Universal Language』の配信予約、Spotify Pre-save、Apple Music Pre-add が本日(9月29日)よりスタート。Pre-save、Pre-addへのエントリーを行うと『Universal Language』が自分のアカウントに追加され、10月6日の配信初日から聴き逃がすことなくストリーミングで楽しむことができるので、是非チェックしておきたい。 ◆ Release Information 先行配信シングル「Move」 ▪︎リリース日:2021年9月29日(水) ▪︎形態:デジタルリリース ▪︎収録内容:「Move」全1曲 再生・購入 EP『Universal Language』 ▪︎リリース日:2021年10月6日(水) ▪︎形態:デジタルリリース ▪︎収録内容:「Move」「The Hare and the Tortoise」「In the Forest」「Evening Shower」「Don’t miss that train」「1976」全6曲 Pre-add / Pre-save にて配信予約をする ◆ Live Information Jazztronik “Universal Language” Release TOUR 10月18日(月)大阪:BananaHall 19:00開演(18:00開場)… もっと読む »
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Olivia Newton-Joh(オリビア・ニュートン・ジョン) これまで4度グラミー賞を受賞し、アルバムの総売上枚数は1億を越え!ブリティッシュ系オーストラリア人でありながら、オーストラリアの人間国宝に値するNational Living Treasure of Australiaにも認定されているオリビア・ニュートン・ジョン。1978年の学園ミュージカル映画「グリース」にて、ジョン・トラボルタと共にサンディ・オルソンを演じたことで一気に知名度を上げ、オリビアの代表曲でもある「フィジカル」は、全米シングル・チャートにて10週連続して1位を獲得し、80年代を代表するグローバル・スーパー・アイドルとして活躍。 そんなオリビアの、1981年10月にリリースされ、全世界で1,000万枚を突破した大ヒット・アルバム『フィジカル』の40周年を記念した『Physical Deluxe Edition』のリリースが10月22日に決定した。大ヒット曲「フィジカル」の他には、リミックス、ボーナス・トラック等、全31曲がリマスタ―された2CDと、グラミー賞のVideo of the Yearを受賞した「フィジカル」のミュージック・ビデオ等や、「Olivia: Live in Concert」のライヴ映像が収録されたDVDのボリュームたっぷりな内容で、ファンのみならず、80sファンにとっても保存版的なマスト・アイテムとなっている。 オリビアはこの40周年アニバーサリー企画について、「もう40周年経ったなんて、信じ難いけど、この美しいデラックス・エディションとしてリリースされることに、とてもワクワクしています。この作品を通して私は音楽的に新しい挑戦をすることが出来、更にはポップ・カルチャーの歴史に名を刻められたことを、とても誇りに思っています。今回のアニバーサリーを通してオーストラリア人の友人、ソングライター、そしてプロデューサーのジョン・ファーラーと、スティーヴ・キプナーと再び一緒に取り組むことが出来て、嬉しく思っています。当時、この曲の”生意気さ”に調子に乗って、行き過ぎちゃったかな、と思って心配して、当時のマネージャーだったロジャー・デイヴィーズに、シングル「フィジカル」をアルバムから外した方が良いかも、と提案したんです。そうしたら、彼は笑って『既にラジオでオンエアされては、チャートの上位へと、まっしぐらだよ!』 と私に言ったのよ」と、当時を振り返っている。 <「Physical (Remastered 2021)」> <リリース情報> シングル「Physical (Remastered 2021)」配信中 アルバム『Physical Deluxe Edition』 2CD + DVD (輸入盤&デジタルにて配信予定) 2021年10月22日発売 再生/購入 <収録予定トラックリスト> CD 1 1. Landslide (Remastered 2021) 2. Stranger’s Touch (Remastered 2021) 3. Make A Move On Me (Remastered 2021) 4. Falling… もっと読む »